津島の町家調査

当事務所がある津島市には古い建物も多くあります。

遠く戦国時代には織田信長の支配下にあり伊勢湾の港町と津島神社の門前町として発展しました。

明治時代には綿織物を大規模に扱う商家が現れ、この時期に酒・銀行・乾物野菜・呉服販売など各種産業も勃興し、人口の増加に伴って長屋も次々建築されました。

今回の調査は明治後期の建物で米穀商として使われた建物の現況調査です。

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何回か手を入れているようなので、どこが建築初期のもので、その後どの時代に改修したのかある程度は想像がつくのですが、判断に迷うところも多々あり苦労しました。

またこのころは当然現在のような測量機械もなく建物も直角に建てられているわけではないので、寸法も入口と奥の方でずれがかなりあり、どこを基準にするか苦労しました。

今後どのように建物が利用されていくかはわかりませんが、提案によっては面白い建物になりそうなポテンシャルはある建物です。

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